ゆるリワークの辻本智美です。
今日はSNSで見かけた投稿に、勝手にアンサーしてみたいと思います。
その投稿には、
「20代から勤めてきた公務員。適応障害の診断で休職中。引継ぎもできず突然休職してしまい、今はただ申し訳ない気持ちと罪悪感でいっぱいです」
と書かれていました。
この投稿を見て、「自分も同じだった」と思った方もいるのではないでしょうか。
私はこれまで、精神科病院やリワーク支援の現場でたくさんの休職者の方と関わってきました。
その中で本当によく聞く言葉があります。
それは、
「みんなに迷惑をかけた」
「引継ぎもできなかった」
「自分が弱かった」
「全部、自分のせいです」
という言葉です。
責任感が強い人ほど、そう考えてしまいます。
でも今日は、そんな方にひとつお伝えしたいことがあります。
それは、休職に至った理由を「自分だけの責任」にしないでほしいということです。
例えば、
「もっと早く相談すればよかった」
「無理をしすぎた」
「限界になる前に休めばよかった」
こうした部分は、確かに自分の要因かもしれません。でも、それだけだったでしょうか。相談しにくい雰囲気を出していた上司はいなかったでしょうか。
「しんどいです」と伝えたのに、仕事を減らしてもらえなかったことはなかったでしょうか。
「もう少し頑張ろう」「今は忙しいから」と言われて、無理を続けることになったことはなかったでしょうか。
もしそうなら、そこには上司や職場側の要因もあります。
さらに、
繁忙期だった。
人手不足だった。
退職者が続いていた。
異動や組織変更があった。
そんな職場環境の要因もあるかもしれません。
ところが、自責が強い人は、自分の要因も、上司や職場側の要因も、環境の要因も、全部まとめて自分の責任にしてしまいます。
本当は、自分が3割。上司や職場側が3割。職場環境が4割。かもしれません。
もちろん割合に正解はありません。
でも、100%自分だけが悪いということは、ほとんどないんです。
引継ぎができなかったことも同じです。
もし本当に余裕があったなら、あなたは引継ぎをしたと思うんです。
責任感があって、真面目で、周りを大切にする人だからです。
それでもできなかった。
ということは、その時のあなたは、もう限界だったのではないでしょうか。
だから、「申し訳なかったな」という気持ちはあってもいいんです。
でも、「全部自分が悪い」という結論まで行かなくてもいい。
もし今日、引継ぎできなかったことを思い出して苦しくなったなら、
こんな問いを自分に向けてみてください。「休職に至った理由は、本当に100%自分だけだっただろうか」
少しだけ罪悪感を軽くしてくれるかもしれません。











