ゆるリワークの辻本智美です。SNSを見ていると、適応障害で休職されている方が色々悩んでおられて、復職支援の専門家として、少しでも安心してもらいたいなと思って、平日夜9時半にこの配信をしています。
今日は、公務員の方のリワークについて、お話ししようと思います。
最近、行政関係の方から、私のオンラインリワークについてお問い合わせをいただくことがありました。
そこで改めて感じたのが、公務員の方って、実はリワークを利用しにくいな。ということです。
最近では、適応障害やうつ病で休職された方が、復職前に「リワーク」という復職準備プログラムを利用することが、少しずつ一般的になってきています。
リワークというのは、生活リズムを整えたり、ストレスとの付き合い方を学んだり、集中力や作業耐久性を確認したりしながら、「働く準備」を進めていくプログラムです。
精神科クリニックや病院で実施されているものもありますし、障害者職業センターという公的機関で行われているものもあります。
この障害者職業センターは、雇用保険の制度を使った支援なので、無料で利用できるという大きなメリットがあります。
ただ、公務員の方は、雇用保険の対象外なんですよね。
そのため、障害者職業センターのリワークが利用できません。
そうなると、病院のリワークを探すことになるのですが、これも、どこにでもあるわけではないんです。
たまたま通院先の病院で実施していた、たまたま通える範囲にあった、という方は良いのですが、実際には、リワークを実施している医療機関はまだ少ないです。
しかも、今後どんどん増えていく感じも、正直、あまりありません。
一方で、公務員の方の仕事って、かなり負荷が高いことも多いんですよね。
ものすごく残業が多い部署に配属されることもあるし、異動のたびに仕事内容が大きく変わって、毎回ゼロから仕事を覚え直すような感覚になることもあるとお聞きします。
議会対応だったり、細かな手続きだったり、何かをするときは必ず、起案をしないといけなかったり。起案というのは、「何かを決める時に、まず文章を作って、上司や関係部署に確認を回していくことです。
例えば、この事業を実施して良いか、この予算を使って良いか、・この資料を外部に出して良いか、といったことを進める時に、まず「起案文書」と呼ばれる書類を作成して、それを複数の上司や部署に回して、承認をもらいながら進めていきます。
公務員の仕事は、税金を扱ったり、公平性や説明責任が求められるので、「誰が、どういう理由で、その判断をしたのか」を記録として残す必要があるんですね。
そのため、民間企業よりも、文章作成や確認作業が多くなることがあります。
部署によっては、細かな表現まで修正が入ったり、過去の前例を求められたりして、常に間違えないようにしないといけない、という緊張感につながる場合もあります。
責任も大きいですし、「ミスできない空気」が強い職場も。
だから、適応障害やうつ状態になってしまう方も、少なくないですよね。
なのに、いざ休職すると、利用できるリワークが少ない。
これは、支援する側としても、ずっと課題だなと感じています。
国や自治体を支えてくださっている公務員の方にも、もっとリワークを利用しやすい環境が広がっていけばいいなと思うのですが。
こういう事情で、私のところに、行政の方からお問合せがきたんじゃないかな、と思います。
このアカウントでは、平日夜9時半に、配信をアップしていきますので、フォローして、また明日も聞いてくださいね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。












