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不安が強くなっていく感覚と、“避けたくなる心”の話
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不安が強くなっていく感覚と、“避けたくなる心”の話

休職後の不安感について、認知行動療法の視点から話します

ゆるリワークの辻本智美です。

このアカウントでは、SNSで見かけた「休職中のしんどさ」に対して、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。

平日夜9時半に毎日配信しようと思っているのですが、昨日はポッドキャストがうまく設定できなくて、配信をとばしてしまったから、土曜日ですが今日に振り替えました。

今日は、「社交不安」と「休職」の関係について、うつ病リワーク学会の講演内容で学んだことを私なりに整理してお伝えしますね。

うつ病リワーク学会というのが九州で開催されていたのですが、私はいけなかったので、オンデマンド配信で視聴しました。

色んな学びがあったので、しばらくはこの学会で学んだことを、お伝えしていこうかなと思っています

では本題に入りますが、。今回の講演で印象的だったのは、社交不安症のことです

社交不安症とは、人と関わる場面で強い不安や恐怖を感じ、その苦しさによって、仕事や日常生活に支障が出てしまう状態のことです。

たとえば、

・会議で発言する
・電話に出る
・人前で話す
・上司に質問する

こういう場面で、

「変に思われたらどうしよう」
「失敗したら終わりだ」
「嫌われるかもしれない」

という不安が強くなってしまうんですね。

そして、社交不安の特徴として、「回避」があります。

怖いから避ける。
避けることで、一時的には楽になる。

でも、「会議に出てみたら、意外と大丈夫だった」という経験を積めないままになってしまうので、

怖いから避ける

避けるから慣れない

慣れないからさらに怖くなる

というループが起きやすくなります。

ただ、これって、社交不安症の診断がつく人だけの話ではないと思うんです。

休職中って、長く職場から離れたり、人との関わりが減ったりすることで、

・人に会うのが怖い
・職場を想像するだけで緊張する
・メールの返信がしんどい
・外に出るハードルが上がる

みたいに、“不安そのものが強くなっている”ことが結構あります。

だから、「元気になってから戻ろう」と思っているうちに、逆に職場との距離がどんどん遠くなってしまうことも…。

そこで大事になるのが、認知行動療法的な考え方。

認知行動療法、CBTというのは、「考え方」や「行動」のパターンに働きかけながら、不安との付き合い方を練習していく心理療法です。

認知行動療法では、「不安をゼロにしてから行動する」ではなく、不安があっても、少しずつ行動範囲を広げていくことを大切にします。

今回の講演でも、不安というのは本来、危険を知らせてくれる“心のアラーム”みたいなものだ、という説明がありました。

ただ、社交不安や休職後の強い不安状態では、そのアラームが敏感になりすぎてしまうことがあるそうです。

本当はそこまで危険ではない場面でも、「怖い」「危ない」「失敗するかもしれない」と、心と身体が強く反応してしまう。

だから、「不安を感じる=本当に危険」とは限らないことがあります。

むしろ、少し行動してみて、「思ったより大丈夫だった」「そこまで否定されなかった」という経験を積むことで、過敏になっていたアラームが、少しずつ落ち着いていくことがあります。

もちろん無理は禁物なんですが、“不安がゼロになるまで待つ”だけでは、逆に不安が強まり続けてしまうことも。

だから、安心できる範囲で少し行動してみること自体が、回復につながる場合もあるんですね。

今日は、うつ病リワーク学会で学んだ「社交不安」の話をもとに、休職中の不安との付き合い方についてお話ししました。

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