ゆるリワークの辻本智美です。
このアカウントでは、SNSで見かけた、適応障害で休職中の方のお悩みに、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。
今日は、「適応障害と診断されたけど、あとから診断名が変わることってあるんですか?」というテーマでお話します。
たとえば最初は、これは、実際かなりあります。「職場のストレスで眠れなくなった」「会社に行けなくなった」「気分が落ち込んでいる」という状態で受診すると、まずは「適応障害」と診断されることがあります。
でも、その後の経過を見ていく中で、診断名が変わっていくことがあるんですね。
たとえば、
・ストレスが減っても気分の波が続く
・急に活動的になる時期がある
・寝なくても元気な時期がある
・昔から気分の浮き沈みが強かった
みたいなことがあると、双極症、いわゆる双極性障害の可能性が考えられることもあるそうです。
また、休職して体を休めているのに
・ずっと気分の落ち込みが続く
・楽しめない状態が長く続く
・朝が特につらい
・自分を責め続けてしまう
みたいな特徴がはっきりしてくると、「うつ病」と診断されることもあるそうです。
これを聞くと、「じゃあ最初の診断って間違ってたの?」と思う方もおられるかもしれません。
でも、精神科って、実は“あとから分かること”がすごく多い世界なんです。
血液検査みたいに、「この数値だからこの病気です」と一発で決まるわけではありません。だから精神科では、どんなことでつらくなったか、どんな症状が続いているか、睡眠や生活リズム、気分の波、これまでの経過などを、時間をかけて見ながら、
少しずつ理解していくそうです。
以前、うつ病リワーク学会で聞いた講演でも、「精神科の診断は、その時点での“ベストに近い仮説”」というお話がありました。
つまり、「今見えている情報の中で、一番近いもの」として診断している部分があるんですね。
だから、診断名が変わること自体は、珍しいことではありません。
特に若い年代では、最初は適応障害やうつ状態と言われていて、数年後に双極症の特徴が見えてくるケースもあるそうです。
大事なのは、「今の自分に、どんなサポートが必要か」を考えていくことなんですね。休職中って、診断名そのものが気になって、SNSやネット検索を繰り返してしまう時もあるかもしれません。
・ちゃんと眠れているか
・生活リズムが整っているか
・無理しすぎていないか
・ストレスサインに気づけるか
みたいなことの方が、回復には大切だったりします。
このアカウントでは、休職中の不安や、復職への悩みについて、復職支援の専門家として発信しています。毎日夜9時半頃に、ポッドキャストを更新していますので、
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